日本は半導体生産でアドバンテージがある

ちなみに太陽光発電パネルは、半導体で出来ている。


光エネルギーが電子を押す力を、半導体の特性を利用して電流として取り出しているのが、太陽光発電パネルになる。


ソーラーパネルは半導体なので、これの生産を増やそうとすると、他のコンピュータや電化製品用途の半導体の生産を諦めないといけなくなる。


ソーラーパネルを作るよりも、コンピュータや電化製品を作ったほうが付加価値が高いので、付加価値が高い製品の生産を削ってまでソーラーパネルを生産するメリットはあまりない。




しかしながら、コンピュータ用途と、ソーラーパネル用途とでは、半導体に求められるシリコン純度のレベルが全くことなっている。
コンピュータ用途の方が、桁で4つか5つぐらい高い純度が求められている。


日本は、そういう純度が高いシリコンを作るための、クリーンな環境を作る技術が高いので、半導体生産でアドバンテージがある。


クリーン環境を作るには、技術の高さも必要だが、きれいな真水を大量に確保する必要があるので、水資源が豊富な日本はその面でもアドバンテージがあった。


しかしソーラーパネルレベルならばそこまでクリーンじゃなくてもよく、水にも拘らなくて良いので、技術よりもコスト重視になる。




シリコンの原料になる、シリカを含む鉱石を精錬してシリコンインゴットを生産するには、大きな電力が必要になる。シリコンの精錬は、電気炉で鉱石を溶かして、電極にシリコンを集める電気精錬なので。


なので、シリコン生産には電力が安い地域が向いている。


高純度を求めないならば、水にはそんなに拘らなくて良く、電力が安い方が有利になる。


つまり、石炭火力発電のコストが安い中国や、原子力発電でコストが安い韓国の方が、ソーラーパネルレベルの半導体生産では、日本より有利ということになる。

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原子力を排除するためのソーラーパネル生産には、原子力で作った安い大電力が必要になるという大きな自己矛盾があるわけだが、太陽光推進を言っている人で、そこまで突っ込んで説明している人は見たことがない。